木造住宅新築工事の流れを完全解説|土台伏せから完成まで全8工程
「木造住宅を新築したいけど、どんな工程で進むのか不安…」
「各工程で何をチェックすればいいの?」
「施工の流れを知っておきたい!」
木造住宅の新築工事は、基礎工事から完成まで多くの工程を経て進んでいきます。しかし、初めての家づくりでは、各段階で何が行われているのか分かりにくいものです。
この記事では、愛夢建築株式会社が実際に手がけた施工事例をもとに、木造住宅新築工事の全工程を時系列で詳しく解説します。土台伏せから建て方、断熱工事、内装仕上げまで、各工程のポイントと注意点が分かります。これから家づくりを始める方、工事の進捗を理解したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. 基礎工事・土台伏せ – すべての始まり
木造住宅新築工事の第一歩は、建物を支える基礎工事と土台伏せです。基礎工事では、配筋検査を経てコンクリートを打設し、建物の土台となる基礎を構築します。この段階で耐震性能を左右するホールダウン金物の配置も決まるため、非常に重要な工程です。
土台伏せでは、基礎の上に土台となる木材を設置していきます。水平精度を確保し、アンカーボルトでしっかりと固定します。愛夢建築株式会社の施工事例では、耐震対策として32個ものホールダウン金物を配置したケースもあり、地震に強い住宅づくりへのこだわりが見られます。
基礎工事は建物の寿命を左右する重要な工程です。天候にも左右されやすいため、雨天時には作業を延期するなど、慎重に進めることが大切です。
2. 上棟・建て方作業 – 家の骨格が立ち上がる
上棟(棟上げ)は、木造住宅建築のハイライトとも言える工程です。この日、柱や梁などの構造材を一気に組み上げ、建物の骨組みが立ち上がります。複数の大工職人が協力して作業を進めるため、チームワークと正確な技術が求められます。
愛夢建築株式会社の施工事例では、グループホームの新築工事で大工職人6人がかりで作業を進めたケースや、木造集合住宅の骨組み施工など、規模の大きな建て方作業も手がけています。在来工法では、柱と梁で建物を支える軸組構造のため、開口部を大きく取れるなどの設計自由度の高さが特徴です。
天候の影響を受けやすい工程のため、雨天時には柱を1本だけ立てて縁起を担ぎ、後日仕切り直すこともあります。無事に棟が上がると、建物の形が見えてくるため、お客様にとっても感動的な瞬間です。
3. 構造工事・外部耐力壁 – 耐震性を確保する
建て方が完了したら、次は建物の耐震性能を高めるための構造工事です。外部耐力壁面材の施工では、地震や台風などの外力から建物を守る重要な役割を果たす面材を取り付けます。この工程は、建物の安全性を左右する非常に大切な作業です。
在来工法では、筋交いや構造用合板などを組み合わせて壁の強度を確保します。愛夢建築株式会社では、経験豊富なベテランスタッフが正確な施工を行い、建築基準法に定められた耐力壁の配置基準を満たすよう施工しています。
この段階では、構造計算に基づいた正確な施工が求められます。特に愛知県・岐阜県エリアは、将来の大地震への備えが重要とされているため、耐震性能にこだわった施工が欠かせません。
4. 屋根工事・防水工事 – 雨から建物を守る
構造工事が進むと同時に、建物を雨から守るための屋根工事も進行します。まず、屋根の下地となる野地板の上に、専用遮熱型透湿防水ルーフィングを施工します。このルーフィングは、建物内部への雨水の浸入を防ぐ最後の砦となる重要な材料です。
愛夢建築株式会社では、価格は高めでも信頼性の高いルーフィング材を採用し、長期的な建物の保護を優先しています。その上にガルバリウム鋼板などの屋根材を施工し、建物の防水性能を確保します。
また、2階ベランダなどではFRP防水を施工します。FRP防水は、軽量で強度が高く、ひび割れにも強いため、木造住宅のベランダに適した防水工法です。シンナー臭が強いため施工時には注意が必要ですが、仕上がりの美しさと耐久性に優れています。
5. 断熱工事・遮熱工事 – 快適な住環境を実現
建物の外周が固まってきたら、断熱工事に入ります。断熱工事は、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現するために欠かせない工程です。愛夢建築株式会社では、グラスウール、羊毛断熱材、発泡ウレタン吹付など、建物の特性に応じた断熱材を選定しています。
特にグラスウール断熱材は、コストパフォーマンスに優れ、耐久性も高いため、木造住宅の断熱材として主流です。壁には10K、天井には24Kのグラスウールを使用し、外周面に隙間なく敷き詰めることで高い断熱効果を発揮します。施工時は身体が痒くなるため、職人にとっては少し大変な作業です。
また、アストロ遮熱シートを併用することで、夏場の輻射熱をカットし、冷暖房効率をさらに向上させることができます。「冷暖房の効きが抜群」というお客様からの声も多く、省エネ住宅の実現に貢献しています。
6. 内装下地工事 – 仕上げの準備
断熱工事が完了すると、内装の仕上げに向けた下地工事に入ります。天井や壁にプラスターボード(石膏ボード)を張り、クロス(壁紙)を貼るための下地を作っていきます。この工程は、仕上がりの美しさを左右する重要な作業です。
愛夢建築株式会社では、プラスターボード貼りを専門職人に依頼し、丁寧かつ正確な施工を実現しています。ボードのジョイント部分の処理や、ビスの打ち込み深さなど、細部まで気を配ることで、クロスを貼った後の仕上がりが格段に美しくなります。
また、遮音シートを併用することで、2階の音が1階に響きにくくなるなど、生活の快適性も向上します。ベランダ、階段、トイレなど、各所の下地工事を進め、仕上げ工事の準備を整えます。
7. 造作工事・大工仕上げ – 住まいの個性を作る
内装下地工事と並行して、大工による造作工事も進んでいきます。階段の施工、クローゼットの造作、可動棚の取り付けなど、住まいの使い勝手と個性を決める重要な工程です。愛夢建築株式会社の大工職人は、丁寧な手仕事で一つひとつの造作を仕上げていきます。
特に、まわり階段の施工は、正確な寸法取りと加工技術が求められる作業です。また、R開口(アール開口)の入口や、ウォークインクローゼットの間仕切りを積層板で造作するなど、設計図に基づいた細やかな大工工事が行われます。
化粧梁や式台にナラの天然木材を使用したり、無垢パイン材の床を張ったりと、自然素材を活かした仕上げも可能です。素材の選定から施工まで、お客様のこだわりを形にする工程です。
8. 建具取り付け・最終仕上げ – 完成へ
クロス工事が完了したら、いよいよ建具の取り付けと最終仕上げです。入口ドア、クローゼットの建具、下駄箱の組み立てなど、住宅設備の取り付け作業を行います。この段階になると、新居の全体像がはっきりと見えてきます。
愛夢建築株式会社では、無塗装の建具を使用し、お客様のお好みに合わせて赤色、青色、ブラウン色など自由に着色できるようにしています。個性的な空間づくりをサポートします。
最後に、ハウスクリーニングを行い、建物内部を徹底的に清掃します。窓ガラス、床、設備機器など、すべてをピカピカに磨き上げ、お客様へのお引き渡しの準備を整えます。長い工事期間を経て、ついに夢のマイホームが完成する瞬間です。
まとめ – 木造住宅新築工事の成功のために
ここまで、木造住宅新築工事の全工程を、基礎工事から完成まで詳しく解説してきました。一つひとつの工程が、安全で快適な住まいづくりに欠かせないものです。
愛夢建築株式会社では、経験豊富なベテラン職人による丁寧な施工と、お客様のご要望に寄り添った柔軟な対応を大切にしています。耐震性、断熱性に優れた省エネ住宅の施工を得意とし、長く安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いします。
「木造住宅を新築したい」「信頼できる工務店を探している」という方は、ぜひ愛夢建築株式会社にご相談ください。愛知県・岐阜県を中心とした東海エリアで、お客様の理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。

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